受講生用Ｑ＆Aページ

質問①に関して、「エネルギーが上の方に行く」という表現は、メタフォリカル（比喩的）なもので、精神的、感情的エネルギーが頭部や上半身に集中し、地に足がつかない感覚や過度の思考に陥る状態を指します。これは、心配事やストレス、過剰な思考活動によって、人が現実的な行動を取りづらくなる心理状態を示しています。具体的には、不安や心配が強いと、私たちの意識や感覚が身体的な感覚から離れて、頭の中の思考や心配事に引き込まれることを意味します。グラウンディングをすることで、このような状態から脱し、エネルギーを再び身体全体に分散させ、現実的な行動や決断がしやすくなることを目指します。

質問②に対して、はい、理想的には体の全体にエネルギーが均等に分配され、バランスの取れた状態にあることが望ましいです。グラウンディングがうまく行っていないと、エネルギーが上半身や頭部に偏り、不安定な心理状態に陥りやすくなります。これは精神的な不安定さだけでなく、身体的な症状としても現れることがあります。たとえば、頭痛や緊張、集中力の低下などです。グラウンディングを通じてエネルギーを下半身や足に向け、地に足をつけることで、精神的にも物理的にも安定し、現実に即した行動が取りやすくなることが期待されます。このプロセスは、自分を現実の世界にしっかりと根ざさせ、心身のバランスを取り戻す手助けをします。