ファスティング講座
【質問内容】テキスト02 21/25ページ
セロトニンについて:
テキスト01ではセロトニンは睡眠に導くとありますが、テキスト02では、ごまを食べるとセロトニンが増え頭の働きが活性化とあります。睡眠に導くと頭の活性化は逆の働きではないでしょうか?
【回答】
セロトニンは、非常に複雑な脳内の神経伝達物質であり、その働きは多岐にわたります。セロトニンが脳内のさまざまな部位で異なる受容体に結合することにより、その効果が異なるためです。
・睡眠(リラックス):脳の大脳辺縁系にセロトニンが分泌されると、心のバランスが取れ、安定した心理状態になり、睡眠の調整にも重要な役割を果たします。
・脳の活性化:脳の大脳皮質という部分に働くと、脳の働きが活性化し、体を活動する状態にさせる作用がでてきます。
つまり、セロトニンはその機能において非常に多様で、睡眠の促進と脳の活性化の両方に関与しています。これらの機能は必ずしも相反するものではなく、体内のセロトニンのバランスや状況に応じて異なる働きをします。