フラワーアレンジメント 花材

フラワーアレンジメント 基本/プラチナコース

◆テキスト名: 学習テキスト

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ブリザーブドフラワーの花材から自分で作る場合、初心者でも失敗しないコツやうまくできる植物の種類を教えてもらう事はできますか?

 

 

向いている花の特徴は、「花びらが多く、厚くしっかりした花」です。
以下のような花が向いています。
・バラ
・カーネーション
・ユリ
・チューリップ
・あじさい
・ひまわり(ミニサイズ)
・ラン
最初のうちは、向いている花を使って挑戦してみるのがおすすめです。

向いている否かは、花の種類だけではなく、花の鮮度も重要です。
新鮮でないと綺麗なプリザーブドフラワーができません。
次のような花を選んでみてください。
・まだ六分~七分咲きくらい(新鮮)。
・花が肉厚でハリがある。
・花やガクに傷やいたみがない。

大まかな流れは、大きく分けると以下の4ステップです。
・茎をカットする
・脱水・脱色
・着色
・乾燥
工程が少ないぶん比較的簡単にできますが、作業工程だけで2日〜3日かかります。

用意する物
・花
・A液(脱水用・脱色用)※1
・B液(着色用) ※1
・花を入れる密閉容器(ジャムの空き瓶でもOK)3個
・ピンセット
・乾燥台(最後の工程で、着色した花を乾燥させるときに、花を立てておく台。紙コップの底に穴を開けて花を挿したり、ペットボトル、卵のプラケースなども利用できます)

※1プリザーブドフラワーを作るとき、花の色を落としてから着色し、すすぐ、という工程があります。
そのときに使う専用の薬剤が、A液(脱水・脱色)とB液(着色)です。
大きめの手芸店に行くと、A液とB液がセットになったものが販売されています。

基本の作り方
①花を切る
花の茎を、アレンジメントしやすい長さに切ります。(おすすめは花の根元から2~3cm)
②脱色する
容器に花を入れ、その上からA液を花が隠れるくらい注ぎます。
ピンセットで茎をつかみ、軽く揺り動かして花びらの間の空気を抜いたら、容器の蓋をシッカリ閉めましょう。
※花が浮いてきてしまうなら、アルミ箔で落とし蓋をすると良いです。
③ 花の色が無くなくなるのを待つ
5〜6時間ほど経つと、花の色が無くなってきます。
④別の容器に移す
12時間ほど経つと、A液が黄色くなってくるので、ピンセットで花を取り出し、別の容器に移します。
花が固くなっているので、傷つけないようにご注意ください。
⑤着色する
花全体が隠れるくらいB液を注ぎ、容器の蓋をシッカリ閉めます。
※花が浮いてきてしまうなら、アルミ箔で落とし蓋をすると良いでしょう。
⑥また別の容器に移す
12〜24時間ほどで花に色が着くので、ピンセットで静かに花を取り出し、また別の容器に移します。
⑦すすぐ
容器にA液を注ぎ、1分ほど揺り動かしてすすぎます。
⑧乾燥させる
ピンセットで静かに花を取り出し、乾燥台に乗せ、形を整えて乾燥させます。
花びらのベタベタする感じがなくなれば、完成です。
乾燥させるのは、出来る限り自然乾燥が望ましいです。
乾燥時間の目安は、花の種類や湿度、温度にもよりますが、2日~1週間くらいです。

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