心理カウンセラー 31 (16)
【質問内容】
在宅訪問法療でのチーム結成では、アウトリーチのカンファレンス等、情報はどのよ
うに行われているのでしょうか？
２４時間体制では、どのようにプランが立案されていくのでしょうか？心理カウンセ
ラーとしての訪問時の、支援内容はどのようになっているのでしょうか？
【回答】
在宅訪問法療のチーム結成において、情報の共有や連携は以下のような方法で行われ
ることがあります。
アウトリーチカンファレンス: チームメンバーが定期的に会合を開き、訪問対象者の
状況やケアプランについて情報を共有し、連携を図ります。必要な場合は相談や意見
交換も行います。
電子メールや内部ネットワーク: チームメンバー間での情報共有や連絡をスムーズに
行うために、電子メールや専用の内部ネットワークを利用することがあります。重要
な情報や変更点を共有し、効率的な連携を図ります。
チームミーティング: チームメンバーが定期的に集まり、訪問対象者のケアプランや
課題、進捗状況などについて討議します。意見や提案を出し合い、プランの修正や改
善を行います。
24時間体制のケアプランにおいては、以下のような方法でプランが立案されていくこ
とがあります。
ケアコーディネーターの役割: チーム内にケアコーディネーターがおり、訪問対象者
の状況やニーズを把握し、適切なケアプランを立案します。24時間のケアニーズや緊
急時の対応についても考慮しながら、チーム全体で連携を図ります。
緊急時の対応体制: 万が一、緊急のケアが必要となった場合は、チーム内での連絡体
制や病院や救急機関との連携を確立しています。24時間対応の連絡先やプロトコルを
整備し、適切な対応を行います。
在宅訪問法療の心理カウンセラーとしての訪問時の支援内容は、以下のような要素が
含まれることがあります。
心理的な問題の評価: 訪問先の方の心理状態や問題の評価を行います。適切な評価手
法や面談を通じて、問題の本質や要因を把握します。
カウンセリングセッションの提供: 定期的なカウンセリングセッションを行います。
クライアントとの対話を通じて、彼らの心理的な困難や感情を探求し、支援を提供し
ます。具体的なカウンセリング手法やアプローチは、クライアントのニーズや状況に
合わせてカスタマイズされます。
心理教育や情報提供: クライアントに対して、心理的な知識やスキルを教えることも
あります。ストレス管理やコーピング戦略、リラクゼーション法など、彼らが自己ケ
アや心理的な健康を促進するための情報や手法を提供します。
家族や介護者へのサポート: 在宅訪問時には、クライアントの家族や介護者も関与し
ている場合があります。彼らに対しても、心理的なサポートや情報提供を行い、クラ
イアントのケアをサポートします。
必要なリソースや紹介の提供: クライアントが必要とする場合、地域のリソースや
サービスへのアクセスをサポートし、必要な場合は適切な専門家や機関への紹介を行
います。
プランニングとフォローアップ: クライアントとの共同作業により、目標やアクショ
ンプランを立てます。定期的なフォローアップを行い、進捗や課題の評価を行いなが
ら、支援プランを調整します。
