和食 懐石

和食 テキスト1 80P
懐石料理の流れで、「飯と汁と向付を乗せたお膳を、亭主自ら客に配膳する」とありますが、よくお店で食べるものは飯は最後の方に出ると思います。この違いは何でしょうか。

また懐石料理の始まりは、お茶の前の軽い食事とありましたが、このページの懐石料理の流れを見ると軽い食事ではないようにと思います。
どのようにこのような形に変化したのでしょうか。お茶の前の軽い食事としての懐石料理と豪勢になった懐石料理を比較して違いを教えていただきたいです。


「会席料理」の場合、ごはんと汁物、香の物は最後に出されます。
宴会では、酒を楽しむのも目的のひとつなので、先付や揚げ物をつまみにして酒を存分に楽しんだあと、ごはんを頂く、というスタイルです。

「懐石料理」の場合、まだ蒸らされていない、炊きあがったばかりのやわらかいごはんが小さな椀に乗り、汁物と同時に出されます。
これは、店側の「今炊きあがったばかりですが、ひとくちだけでも召し上がって下さい」という気持ちをあらわしたものです。

細かい作法はありますが、亭主(主催者である主人)が「来客をもてなす」というのが大前提です。

懐石料理は品数は多いですが、本来お茶の前に食べる軽い食事なので、それぞれ少量です。

テキストで紹介しております懐石料理の流れや内容は、ほんの一例です。
お店によって、揚げ物や蒸し物が出ることもありますし、順番や内容が違うこともございます。

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