四柱推命講座完全攻略テキスト01
◆該当ページ番号: 19
◆該当行数: 上の方
◆質問内容: テキストp.19にある表の命式から通変星を割り出す方法について質問させてください。
資料の通変星早見表を用いたところ、日干の「甲」の行には「辰」と「酉」がみつかりません。時支が偏財、月支が正官と割り出されるのはなぜでしょうか。
よろしくお願いします。
テキスト01 p19 にある表に関しましては
上段→天干通変星は、そのままテキストp65 の表から
下段→地支通変星は、まず、≪蔵干≫ の 初気・中気・本気 を求める必要があります。
蔵干については、テキスト01 p67 項目29に ≪蔵干≫について記載あり、
p68に、蔵干の一覧表がございますので、ご確認ください。
地支 蔵干一覧表より 蔵干
時・・・ 辰 【初気:乙、中気:癸、本気:戊】 → 戌
日・・・ 戌 【初気:辛、中気:丁、本気:戊】 → 戌
月・・・ 酉 【初気:庚、中気: 、本気:辛】 → 辛
年・・・ 辰 【初気:乙、中気:癸、本気:戊】 → 戌
地支の蔵干を出すには、生まれ月の節入り日から、生まれた日までの日数を数え、
それにより本気・中気・余気を決定します。
*9月13日生まれ、ここでは、〈本気〉と書かれてある場所の十干で導き出します。
日干と地支に含まれる十干の関係をみます。
上記のように「戌・戌・辛・戌」となるので、テキスト02p65の通変星早見表に当てはめてみると、
下段の通変星=(蔵干)通変星を求めることができます。
よって、テキスト01 p19の通変星になります。
*日干と、〈余気〉〈中気〉〈本気〉と書かれてある2つないし、3つの十干との関係から
それぞれ地支通変星をだし、その2つ~3つだした通変星は地支(蔵干)通変星です。
*通変星の求め方
8つの十干・十二支により運勢を判断するのですが、それだけでは難解でもあるため、
十干十二支の組み合わせを理解しやすく変換した通変星など合わせて判断します。
*通変星は、自身を示す日干とその他の干より算出され、陰陽・五行の組み合わせで、
10種類(比肩・傷官・正財…)あり、補助情報として、命式を見やすくしてくれるものなのです。
テキスト内 左側の文章説明について
「通変星」とは、命式において、日干から見た他の十干の関係をあらわしたもの。
日干(時柱の天干の五行)から見て、陰陽のどちらになるのか?相生・比和・相剋のどこになるのか?を、
陰陽五行の相生・相剋・比和の関係から判断する指標です。
テキスト01 p6~にも図解とともに記載されています。
占う人の日干を基準に、命式の中にある五行がどこに当たるかを分類する指標です。
ここで基本的な陰陽五行を述べますと、
*十干では
「甲」=木性(陽)/「乙」=木性(陰)
「丙」=火性(陽)/「丁」=火性(陰)
「戊」=土性(陽)/「己」=土性(陰)
「庚」=金性(陽)/「辛」=金性(陰)
「壬」=水性(陽)/「癸」=水性(陰)
*十二支では
「寅」=木性(陽)/「卯」=木性(陰)
「午」=火性(陽)/「巳」=火性(陰)
「申」=金性(陽)/「酉」=金性(陰)
「子」=水性(陽)/「亥」=水性(陰)
「辰」・「戌」=土性(陽)/
「丑」・「未」=土性(陰)
*通変星の求め方
テキスト例の方の、日柱の天干は(甲)です。これが対象者の基準となります。
基準である(甲)は→ 木性の「陽」です。 p6記載
関係性をテキスト p10の説明と図解をみながら、見出してみてください。
日干の五行が「木」で、十干では「甲」の人の場合。
「甲」が「比肩」に当たり、「甲」は陽の木ですから
同じ陽の十干であれば→比肩(甲)・食神(丙)・偏財(戊)・偏官(庚)・偏印(壬)になり、
十干が陰であれば、劫財(乙)・傷官(丁)・正財(己)・正官(辛)・印綬(癸)に
分類されます。
通変星の早見表とあわせてご確認ください。