子ども 本能 親の対応 ピョンピョン跳ねる

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①2~3歳くらいになるとどんなことをすると怒られるのかある程度判断できるようになります。その結果、失敗を隠そうとしたり、その場から逃げたりして身を守ろうとします。

こうした保身行動は年齢を重ねるごとに巧妙になり、嘘をついたり、知らんぷりをしたりするようになります。大人からすると、「なぜすぐばれるような嘘や言い訳をするのだろう」と不思議に思いますが、子どもは自分にできる限りの精一杯の保身をしているだけなのです。自分の身を守ろうとすること自体は決して悪いことではなく、むしろ成長の証ですので、たまのことなら大目に見てあげてもよいでしょう。

対応としましては、問題行動を繰り返す幼児の根底にあるのは「見てもらいたい」「気づいてほしい」という欲求です。何度注意しても同じことを繰り返されると、「わざと困らせようとしているのでは?」と思い込み、ついカッとなってしまいがちです。

そんなときは一度深呼吸して、子どもになぜ問題行動を起こすのか冷静に尋ねてみましょう。最初のうちは「イライラしたから」「暴れたくなったから」といった返事がかえってくると思いますが、根気強く尋ねると、「話しを聞いてほしかった」「かまってほしかった」などの本音が出てきます。本音がわかったら、その思いを受け止めたうえできちんと対応します。すると子どもは問題行動を起こさなくても、自分の気持ちを理解してもらえることがわかり、今度は言葉で伝えようとするでしょう。

幼児が問題行動を起こすのはそれ自体が目的ではなく、その裏に正当な理由があるということを親が理解して対処すれば、自然と問題行動はなくなっていくはずです。

 

②一説には、心だけでは処理できないことがあると無意識でも体が反応する、と言われているそうです。

何気にピョンピョン跳ねているこどもは、その時、無意識に心から何かがこぼれているのかもしれません。

(例えば、「お父さん、お母さんが帰ってきた!」や「お菓子いっぱいだ!」など)

 

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