子ども心理テキスト2P.60
質問①
ストレスに強い子どもに育つためには、どういう保育をしたら良いか?
何に気をつけるべきかを知りたい。
質問②
保育士として、小学校就学前に身につけるべきことは何か。
特に年長の後半頃から。
質問③
お昼寝の時間や夜中、泣いて寝てくれない時にはどうしたら良いか。
質問①
ストレスに強い子どもを育てるためには、以下の点に気をつけた保育を心がけることが大切です。
自己肯定感を育む:
子供の良いところを見つけて褒め、自信をつけさせます。
挑戦する意欲を促し、たとえ失敗しても努力を認め、励まします。
感情を表現する機会を与える:
絵を描いたり、ごっこ遊びをしたり、様々な方法で感情を表出できるよう促します。
子供の気持ちに共感し、言葉で表現する手助けをします。
問題解決能力を育む:
困難に直面した時に、自分で解決策を見つけられるようサポートします。
すぐに答えを与えるのではなく、一緒に考え、選択肢を提示します。
ストレス対処法を教える:
深呼吸やストレッチなど、簡単なリラクゼーション方法を一緒に練習します。
自分の気持ちを落ち着かせる方法を、遊びを通して体験的に学びます。
質問②
小学校就学前に身につけるべきことは多岐にわたりますが、特に年長の後半頃からは以下の点に重点を置くことが重要です。
基本的な生活習慣の確立:
時間を見て行動する、身の回りのことを自分で行うなど、自立に向けた習慣を身につけさせます。
早寝早起き、規則正しい食事など、健康な生活リズムを確立します。
社会性の発達促進:
ルールを守ること、順番を待つこと、友達と協力することなどを経験を通して学びます。
自分の考えや気持ちを伝え、相手の気持ちも尊重できるコミュニケーション能力を育みます。
学習習慣の基礎作り:
集中して話を聞く、最後までやり遂げるなど、学習に必要な姿勢を身につけさせます。
文字や数字への興味関心を高め、遊びを通して学ぶ楽しさを体験させます。
質問③
お昼寝の時間や夜中に泣いて寝てくれない時は、以下の対応を試してみてください。
安心できる環境を作る:
部屋を暗くし、静かな環境を整えます。
体を優しく撫でたり、子守唄を歌ったり、安心できる雰囲気を作ります。
リラックスできる活動をする:
絵本を読んだり、穏やかな音楽を聴いたり、気持ちを落ち着かせる活動をします。
温かい飲み物を飲んだり、ぬいぐるみを抱きしめたり、安心できるアイテムを活用します。
規則正しい生活リズムを心がける:
毎日同じ時間に寝起きし、昼寝の時間も一定にすることで、体内時計を整えます。
寝る前に激しい遊びは避け、リラックスできる活動を取り入れます。