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血圧と仙腸関節の異常について
血圧を適正に保つ働きは、自律神経によってなされます。
脳から脊髄をとおり各血管に伝わる神経の働きが正常であれば、精密な調節が適切に働き、血管に無理な負担がかかることなく、理想的な血圧に保たれるのです。
しかし、脊柱(頚椎・胸椎・腰椎・骨盤)のある部位でズレがあり脊柱の周りの繊細な神経の伝達障害があると、脳からの神経がスムーズに伝わらずに、血圧の調整がうまくできにくくなります。
整復医学において、仙腸関節の異常と血圧の関係は、相関関係にある重要な症候の1つです。
左仙腸関節損傷は、低血圧症と、右仙腸関節損傷は高血圧症との関連性が極めて高いです。