ピラティス テキスト01 P18、02 P9
【質問内容】
①「大腿四頭筋が発達するとハムストリングが硬くなり、骨盤が後傾」とありますが、発達することで骨盤は前側に引っ張られて前傾になってしまうこともあるのではないでしょうか?
②「キャットは脊柱の筋群をストレッチし、バック・レストは脊柱の筋群をストレッチする」と書かれてありましたが、効果は同じでキャットもバック・レストも脊柱の筋群のストレッチする効果があるということでしょうか?
【回答内容】
①「大腿四頭筋が発達するとハムストリングが硬くなり、骨盤が後傾する」というのは、一般的な考え方の一つです。ハムストリングが硬くなったり過度に発達したりすると、骨盤を後ろに引っ張る力が強まり、骨盤が後傾する可能性があります。これは「後傾骨盤」と呼ばれ、様々な身体の不調の原因となり得ます。
一方で、筋肉の短縮により骨盤が前に引っ張られ、結果として前傾になることもあります。これは「前傾骨盤」と呼ばれ、腰痛や姿勢の問題につながることがあります。
したがって、大腿四頭筋が発達することで骨盤が前傾になる可能性もありますし、バランスが取れていない状態では後傾になる可能性もあります。ピラティスの練習においては、これらの筋群のバランスを考慮し、全体的な身体のバランスと調和を目指すことが重要です。
②「キャット」ポーズは脊柱の筋群をストレッチする効果があります。
このポーズは、ピラティスやヨガで一般的に行われるエクササイズで、脊柱を丸めて背中の筋肉を活性化させることにより、背中の柔軟性を高め、緊張を解放するのに役立ちます。
「バック・レスト」は、一般的に脊柱の筋群、特に背中の伸筋を強化するエクササイズです。
ストレッチの効果については、バック・レストが直接的に脊柱の筋群をストレッチするというよりは、背中の筋肉を活性化し、強化することにより間接的に柔軟性と動きの範囲を向上させることができます。