水耕栽培 EC ph

水耕栽培 学習テキスト01

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◆該当行数: 7

◆質疑分類: その他テキストに関すること

◆質疑内容: EC値の確認が必要とのことですが、phは気にしなくて良いのでしょうか?

他、ネットや本などで調べるとphもかなり重要とありますが、EC値のみなのでしょうか?

ちなみに、phを測定すると、水道水ですと7.5ぐらいあります。
この場合、液肥も何も入れてない状態でphが高めの場合は、どのように対処してph調整すれば良いのでしょうか??

回答

水耕栽培をしていくうえで良質な植物を育てるためには、pHとECの2つの数値を把握した環境を整えることが成功の鍵となります。

pHが上がってしまった場合、pHを下げる作業が必要です。
適正のpHより高くなりすぎてしまった場合の参考にされてみてください。

・pHダウン剤を使用する
もっとも簡単な方法として、市販で販売されているpH調整剤であるpHダウン剤を使用する方法があります。
硝酸や硫酸などが含まれるpHダウン剤を投与することで、水耕栽培で上がってしまったpH値を下げることが可能です。
しかし、ダウン剤を使用してpHを急に下げすぎるのはやめましょう。
植物の環境変化を急激に変化させてしまうため、あまり好ましくありません。
上がり過ぎたpH値を一週間ほど時間をかけて理想の水質環境に整えていくように投与していくことが大切です。

・正リン酸を使用する
農業の現場で多く使用されている正リン酸を使用する方法があります。
正リン酸を使用すると、1000リットルの養液に正リン酸を20cc入れると、pHが約0.5下がります。
しかし、注意したい点は投与する量です。100リットルであれば2ccとなる比率になります。
そのため正リン酸を多量に入れてしまうと急激にpHを下げてしまう原因になります。
急激な変化は、植物にとっても栄養を吸収しなくなり、最悪枯れてしまうような悪影響を及ぼすので、取り扱う量には注意しましょう。

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