漢方テキスト01P18、29、32、33、56
【質問内容1】
質問①
五官の舌と口の区別を教えて下さい。
呼吸異常の症状はどちらに該当しますか?
質問②
舌苔とは何ですか?
質問③
「関上」と「尺中」で何を切診しますか?
脈拍は「寸口」で診ると考えています。
質問①
舌:心の健康状態を示します。口: 脾の健康状態を示します。呼吸異常の症状は「鼻(肺)」に該当します。
肺は呼吸器系を司り、呼吸異常は肺の機能不全を示すことがあります。
質問②
舌苔は、舌の表面に付着する白っぽいまたは黄ばんだ苔のような物質です。
質問③
関上は手首の内側にある脈の部分で、主に肝の状態を反映します。
尺中は肘の少し手前にある脈の部分で、主に腎の状態を反映します。
質問①
寒証の時は体全体が陰に傾き
熱証の時は陽に傾いていると考えてよいですか?
質問②
脈診で「浮脈」や「沈脈」と診断された原因理由は、何が考えられますか?
「虚脈」は虚証ということでしょうか?
質問③
鉱物の漢方薬は具体的に何がありますか?
はい、その認識であっております。
質問②
浮脈は、外感病(風寒や風熱など)や表証(身体の表面にある病状)を示すことが多いです。
具体的には、風邪やインフルエンザなどの初期段階で見られることがあります。
沈脈は、深く押さないと感じられない脈で、内臓に関連する病状や裏証(身体の深部にある病状)を示すことが多いです。
例えば、消化不良や内臓の機能低下、慢性的な病気などが原因となることがあります。
「虚脈」は虚証を示します。
質問③
鉱物を原料とする漢方薬には、以下のようなものがあります。
石膏(せっこう): 清熱薬で、発熱や炎症を鎮める効果があります。
磁石(じせき): 鎮静薬で、心悸亢進や不眠に用いられます。
竜骨(りゅうこつ): 鎮静薬で、不安や不眠、精神的不安定に用いられます。
牡蛎(ぼれい): 鎮静薬で、動悸や不眠、発汗過多に用いられます。
これらの鉱物性の漢方薬は、特定の症状や体質に応じて使用されます。