漢方 テキスト02 P8
①五性が逆の食材を合わせて食べるとお互いの効果を打ち消し合ってしまうのですか
この逆の性質を持つ食材を組み合わせてバランスを取ることが、漢方における「逆の組み合わせ」の考え方です。
例えば冷え気味の体質の場合、体を温めるショウガやニラなどと、体を冷やすキュウリやミントを一緒に食べても問題ありません。ただし、特定の症状を改善するために、体を温める陽性の食材だけを摂るべきか、それとも体を冷やす陰性の食材だけを摂るべきか、専門家の指導を受けることが望ましいです。
②食材の効能を得るにはどの位の分量を食べると良いのでしょうか
五性の効能を出すには特定の分量が決まっているわけではなく、食材の特性を理解しその日の体調や季節に合わせてバランス良く摂ることが重要です。
五性や五味、五色(青・赤・黄・白・黒)などを考慮して様々な食材をバランス良く組み合わせて自然の恵みを取り入れた食養生を実践しましょう。