福祉心理 廃用症候群 訪問介護

【質問内容】

① 廃用症候群は、口から食べ物の接種が難しくなり栄養失調などの身体の状態も含
まれますか?
② 訪問介護などの居宅サービスとのかかわりはありますか?

【回答】

①.「廃用症候群」は、身体的な運動や使用が少なくなることで、筋肉や骨、関節な
どの機能が低下し、身体的な問題が生じる症状の総称です。そのため、口からの食べ
物の摂取が難しくなり、栄養失調に陥ることも、廃用症候群に含まれます。

また、廃用症候群には、筋力低下や関節の可動域制限、運動制御の低下などの身体的
な問題の他に、自己肯定感の低下やうつ病などの精神的な問題も含まれます。そのた
め、総合的なアプローチが必要とされ、身体的な問題だけでなく、心理的な問題も解
決することが求められます。

②.「廃用症候群」は、主に身体的な運動や使用が少なくなることで生じる症状の総
称であり、高齢者や障がい者など、日常生活を送る上での身体的な問題を抱える人々
に多く見られます。そのため、「訪問介護」や「居宅サービス」といったサービスと
のかかわりがあります。

訪問介護や居宅サービスは、高齢者や障がい者などの方々が自宅で生活を送る上で必
要な援助を提供するサービスです。具体的には、身体介護や生活援助、健康管理、社
会参加支援などが含まれます。これらのサービスは、高齢者や障がい者などが自宅で
安心して生活を送ることを支援することで、廃用症候群を予防し、身体的な機能の維
持や向上を目指すことができます。

訪問介護や居宅サービスのスタッフは、身体的な機能低下や身体的な問題を抱える
人々の日常生活を支援することが主な役割となります。そのため、廃用症候群の予防
や改善に取り組む上で、訪問介護や居宅サービスは重要な役割を果たしています。

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