◆受講コース名: 紅茶オーナー 基本/プラチナコース
◆テキスト名: 紅茶
◆該当ページ: 50
◆該当行数: 2
◆質疑分類: その他テキストに関すること
◆質疑内容: 紅茶を注ぐお湯は90度から100度ぐらいが美味しいとオーナーさんとかふむりえの方に聞いたことがあるのですが、今回、教科書には沸騰したお湯と書いてあるのですがどちらが正しいのでしょうか?
美味しい紅茶を入れるには、お湯の温度を高くすることが大切です。
紅茶を美味しく抽出するのに適した温度は、95℃以上。というのは、紅茶の風味を構成する大切な成分であるタンニン(ポリフェノールの一種、カテキン)が溶け出してくるのが95℃以上だからです。
カフェインは80℃で良く出てくるので、95℃以下の温度だと、カフェインばかりが強く出てエグミのある紅茶になってしまいます。
逆に95℃以上のお湯なら、カフェインも出ますがタンニンもしっかり出るため、バランスが良くなって美味しい紅茶になります。
お湯は、すこし沸かした位では95℃まで熱くならないのです。
沸きはじめが93℃位、グラグラに煮え立っているときでも98℃程度で、100℃にはなりません。ですからしっかり沸かしておかないと、タンニンが出る温度にならないのです。