編み物 g数と番手 袖つなぎ目の幅 糸の始末 編む力 ねじれ防止 立ち上がりの目 かぎ針編み

【ファイル名】

編み物講座 01  14 52

【質問内容】

①g数と番手で糸のm数を出す方法はありますか?また、番手は2/14 2/36など書いて
いますが、どういう意味ですか?
②袖を編む際に、つなぎ目の部分の幅が広くなってしまいますが、一目多く拾って次
のだんで二目一度あみでサイズダウンしていますが、改善策はありますか?

【回答】

① g数と番手の関係から糸のm数を正確に求める方法はありますが、一般的には糸
メーカーや販売業者の公式サイトや商品情報、糸のラベルなどを参考にすることが一
般的です。これらの情報には、g数と番手の対応表や目安が記載されていることがあ
ります。

番手は糸の太さを表す単位で、2/14や2/36のように表記されます。この表記方法で
は、最初の数字が糸の太さを示し、2/14の場合は2番手の糸であることを意味しま
す。後ろの数字は糸の撚り(より合わせたり捻ったりする作業)の回数を表します。
例えば、2/36の場合は2番手の糸で撚りが36回されていることを意味します。番手の
数値が小さいほど糸は細くなります。

② 袖を編む際につなぎ目の部分の幅が広くなる問題について、一目多く拾って次の
段で二目を一度あみにする方法は一般的な修正方法です。これにより段の幅が縮ま
り、つなぎ目の部分が広がりにくくなります。

他の改善策としては、袖のつなぎ目部分での編み目を締めることや、糸の選び方や編
み方の調整なども考慮することがあります。

【ファイル名】

編み物講座 01 17 18 52

【質問内容】

①糸の始末について、糸端を目にくぐらせる事の他にキレイに仕上げる方法はありま
すか?
② ミトンを編んだ際に、端側上下がクルッとしてしまいますが、編む力が強いのが
理由ですか?
③ 輪針を使用し作り目から輪にする際に、ねじれない方法はありますか?

【回答】

① 糸の始末には、糸端を目にくぐらせる以外にもいくつかの方法があります。

糸の始末を結び目で固定する: 編み物が終わった後、糸端を結び目で固定することで
糸がほどけないようにします。結び目は編み地に隠れるようにして行います。
糸の始末を縫い込む: 糸端を縫い針に通して編み地の内部に縫い込むことで隠しま
す。縫い込む位置や方法は編み地に合わせて適切なものを選びます。
糸の始末をフェルトや布で覆う: 糸端をフェルトや布のパッチなどで覆い、針や糸で
固定します。これにより糸端が見えずにキレイな仕上がりになります。

② ミトンを編む際に、端側上下がクルッとしてしまう原因は、編む力が強いことが
一つの要因です。編み物において、端側は通常よりも糸が引っ張られやすくなりま
す。編む力が強いと、糸が縮まってしまい端側がクルッと曲がることがあります。

この問題を改善するためには、編む力を均一に保つことが重要です。編み物をする際
には、糸の張り具合や力の加減に注意しながら均等に編むように心掛けましょう。ま
た、編む針の太さや編み方の調整なども影響を与える場合がありますので、試行錯誤
しながら最適な方法を見つけてください。

③輪針を使用して作り目から輪にする際にねじれを防ぐ方法をいくつか紹介します。

作り目の段階で注意する: 作り目の際、糸がねじれないように注意して編むことが重
要です。糸がねじれるのを防ぐために、編み地がねじれないように糸を適切に調整し
てください。

モジュラーマトリックス法を使用する: モジュラーマトリックス法は、輪針を使用し
て作り目から輪にする際にねじれを防ぐ効果的な方法です。この方法では、輪針を2
本使用し、編む箇所を輪針間で分割します。一方の輪針で半分の目を編み、もう一方
の輪針で残りの半分を編むことで均等に編むことができます。

編み始めの数段は特に注意する: 輪になった後の最初の数段は特にねじれが起こりや
すいです。編み始めの段では、糸がねじれないように注意深く編むことが重要です。
編み始めの段で糸がねじれてしまった場合は、輪針を反対方向に回転させてねじれを
解消することができます。

これらの方法を試してみて、ねじれを防ぎながらスムーズに作り目から輪に編むこと
ができるでしょう。ただし、初めての場合や慣れていない場合は少し練習が必要かも
しれませんので、焦らずに取り組んでください。

【ファイル名】

編み物講座 02  9 26

【質問内容】

① 立ち上がりの目を編むときの考え方を教えてください。一般的に本に記載されて
いる編み図は台の目も含めて日数を指定していますか?
② 糸始末をする際に、表と裏を見分ける方法はありますか?
③ かぎ針編みの伝統技法を教えてください。

【回答】

① 立ち上がりの目を編む際の考え方は、編むプロジェクトやパターンによって異な
ります。一般的に、本やパターンでは立ち上がりの方法や台の目について指示が記載
されています。

立ち上がりの方法にはいくつかのバリエーションがあります。一つは、通常の編み始
めと同様に目を作り、最初の行でそれらの目を編む方法です。別の方法は、台の目を
作ってから編む方法です。どちらの方法が適切かは、プロジェクトやパターンによっ
て異なりますので、その指示に従うことをおすすめします。

編み図において、台の目が含まれているかどうかは、パターンによって異なります。
一般的に、台の目が含まれている場合はそれが明示されていますが、明示されていな
い場合は台の目を含めずに指示されていることがあります。パターンの初めには、特
に編み図や指示に目数や台の目の数を確認するようにしましょう。

② 糸始末をする際に、表と裏を見分ける方法はいくつかあります。一つは、糸始末
の方向性を覚えることです。例えば、編み物が表から見える面で行われている場合、
糸始末を編み物の裏側に隠すことになります。

また、糸始末の結び目や糸の端にマーカーを付けることも助けになります。マーカー
を使用すると、糸始末がどちらが表側でどちらが裏側かを区別しやすくなります。

最も重要なのは、糸始末をしっかりと処理し、編み物の中に隠すことです。糸の余り
を丁寧に縫い込んで、編み物の内部に隠すことで、表と裏を見分けることが難しくな
ります。

③ かぎ針編みには、さまざまな伝統技法があります。以下にいくつか代表的な伝統
技法を紹介します。

シェルステッチ(Shell Stitch): シェルステッチは、貝殻のような形を作るステッ
チです。複数のステッチをまとめて作ることで、波状の模様や装飾的なエッジを作る
ことができます。

パフステッチ(Puff Stitch): パフステッチは、編み目を膨らませることでふわふ
わとした模様を作り出すステッチです。編み目を一時的に保持してからまとめて作る
ことで、膨らみを生み出します。

シェリングステッチ(Shelling Stitch): シェリングステッチは、円形や楕円形の
形状を作り出すステッチです。連続してシェリングステッチを繰り返すことで、葉や
花のような形を作ることができます。

ピケステッチ(Picot Stitch): ピケステッチは、小さなループを作るステッチで
す。編み物の端にピケステッチを追加することで、エッジに飾りや装飾性を加えるこ
とができます。

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