デッサンアート学習テキスト①
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◆質疑分類: テキスト内容に関する質問
◆質疑内容: 鉛筆のH、Bの意味は何ですか?また、鉛筆も紙もそうですが、練習向けのおすすめのメーカーはありますか? 質によって色や線の出方が違うとありますが、鉛筆の場合、芯の太さによって変わることはありませんか?削り方は鉛筆の質によって変えていったほうがいいのでしょうか?(12ページにもつながりますが)
テキスト01 P.8
HはHARD(ハード:かたい)、BはBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほど薄く硬い芯を示し、反対にBの数字が多いほど濃く柔らかい芯を示します。
鉛筆は持ちやすさを考えて軸の形状を選ぶと良いでしょう。
持ちにくい鉛筆だと、芯先を思い通りに動かしにくいほか、手が疲れやすくなりがちです。持ちやすさを考慮して選ぶことが大切です。
六角形や三角形の軸を採用したモノは、親指・人差し指・中指の3本指でしっかり支えやすいためおすすめです。
どの硬さのデッサン用鉛筆を選ぶべきか迷っている方は、セットで購入できるモノも検討してみてください。さまざまな硬度の鉛筆を揃えられます。
ただし、製品によってセットの内容が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
用紙は、持ち運びが可能なポケットサイズのものやA4程度のものも練習用としては使いやすいです。
しかし、デッサンをしっかりと上達させていきたいのであれば、大きめの紙を使用することをおすすめします。しっかりと濃淡をつけて表現するためにはある程度の大きさが必要になりますし、大きく描くことで細部まで観察するくせがつきます。
質問にありましたように、鉛筆の場合も芯の太さによって変わることがございます。
削り方は、鉛筆の質によって変えていったほうが良いでしょう。
また、鉛筆の描きやすさは人によって違います。
自分に合ったものを選ぶために、メーカーの異なる様々な種類の鉛筆を何本か購入して、試しながら、描きやすい鉛筆を見つけるのも一つです。
1つに絞る必要はないので、自分が描きやすいと思うものを、複数所有してもいいでしょう。