音楽療法 絵画的、発展、パワースペクトル

音楽療法 テキスト01 18(13) 20(7-8) 46(10-17)

【質問】

① 絵画的な音楽とはどのようなものですか?

② 治療の際に、クライアントが音楽を聴いたときに、頭に沸いてくるイメージを発展させるとはどういうことでしょうか?

③ パワースペクトルの傾きが、1/f1は、45度、1/f2は、60度とあり、グラフではそのように見えないのですが、横軸のメモリの 刻み方によって角度が変わるのではないでしょうか?

【回答】

① 絵画的な音楽は、音楽が聴衆に視覚的なイメージや情景を連想させるような作曲スタイルや演奏スタイルを指します。

これは音楽が非常に描写的で、物語を語るかのように聴衆の心に生き生きとしたイメージを呼び起こす場合に使われます。

絵画的な音楽は、映画音楽、バレエ音楽、プログレッシブロックなどさまざまなジャンルで見られます。

例えば、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはこう語りき」やモデスト・ムソルグスキーの「展覧会の絵」などが絵画的な音楽の代表例です。

② 治療の文脈において、クライアントが音楽を聴いたときに頭に浮かぶイメージを発展させるというのは、音楽療法の一環として行われることがあります。

これは、クライアントが音楽を通じて感情を表現し、思考を促進し、自己認識を深めるのに役立ちます。 具体的には、クライアントは特定の音楽を聴きながら、その音楽が引き起こす感情やイメージを観察します。

次に、その感情やイメージを言葉や表現を使って表現し、それを進展させていくプロセスです。

例えば、音楽が悲しいイメージを呼び起こす場合、クライアントはその悲しみについて話し、それが何に関連しているのかを探求します。

このプロセスを通じて、クライアントは感情を理解し、対処し、解放する手助けを受けることができます。

③ パワースペクトルの傾きは、音楽や信号の周波数成分の分布を示すために使用されます。1/f1や1/f2の傾きは、周波数領域における特性を示すもので、それぞれ45度や60度の傾きがあります。

パワースペクトルのグラフにおいて、横軸のメモリの刻み方は、データの解釈に影響を与えます。メモリの刻み方が変わると、角度が変わることがあります。例えば、横軸のメモリが等間隔であれば、角度は特定の値になりますが、非等間隔であれば角度も変化する可能性があります。

 

 

 

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