A
過去を回想するときに必要なのは、勇気です。
自分から逃げず、目をそらさずに自分と向き合う勇気です。
そして、不道徳であったり、情けなかったり、自分の価値観から大きく外れる自分がいても、それを「それも自分だ」として受け入れる気持ちです。
肯定できなくてもかまいません。しかし、確かにそうした自分がいたことは認めて、受け入れることが必要です。ありのままの自分を受容します。
勇気とともに覚悟も要ります。なぜなら、思い出した時に、その時期に自分の心のなかに封印していた感情が噴き出てくるからです。
抑圧していた感情が爆発するのです。感情の爆発を伴う記憶の回想であってこそ、抑圧していた負のエネルギーが解放されて、心が軽くなり、浄化されていきます。
「それも自分だ」として受け入れる気持ちです。
確かにそうした自分がいたことは認めて、受け入れることが必要です。ありのままの自分を受容します。
どこまで踏み込み、思い出させるかは相談者さまの様子を見ながら見極めましょう。