メンタル心理ミュージック 音楽療法 和声 絵画的な音楽 異質への転導

音楽療法 テキスト1 18P

1.「和声」の意味を詳しく知りたいです。

2.「絵画的な音楽」とは、情景が浮かぶようなと
いうことでしょうか。

3.「異質への転導」とは、今の状態から変わって
いけるようにしていく という捉え方で良いで
しょうか。

和声とは
和声(ハーモニー)は、和音の進行や組み合わせをいい、快いと感じて受け入れられる音は、時代や地域によって異なります。
協和音のシンプルで明確な響きの連続した流れは、自然で刺激が少なく、安心感や安堵感をもたらし、不協和音は軽い緊張感をともないながら、そこから抜け出し、安定した協和音へむかおうとする気持ちを引き起こします。そのため、意図的にテンション・ノートにより、高まった感情の不安定なゆらぎに同調させる技法や、解決和音により、不安定な感情の高まりが静かに引いていく感覚を与えることを期待する技法ももちいられます。

②絵画的な音楽について
ドビュッシーのピアノの「前奏曲集」の中に《雪の上の足跡》という曲があります。タイトルを見るだけで、風景が想像できます。
ドビュッシーは絵画のような情景を音で紡ぎ出すことを得意とした作曲家ですが、管弦楽曲《海》には「3つの交響的スケッチ」という副題がついているし、《版画》というタイトルの曲集やケルト伝説に想を得た《沈める寺》などのピアノ曲、聴けばまさに情景が思い浮かぶ歌曲《美しい夕暮れ》など、多くの作品が絵画的であります。
このような音楽を絵画的な音楽とイメージしていただけたらいいと思います。

③『異質への転導』はその悩みの心理状態のままでは居続けては回復できないので、4つの段階に沿って聴く曲を変えて心理状態を変化させていくのが目的。

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