【ファイル名】
心理 テキスト4 、18、13
①「甘えている」について私自身も相談者に「甘えている」「もっと頑張れるのでは」との感情をもってしまうことが多々ありますが、どのようにすれば自分の感情をコントロールし、思いやりをもって相手を理解できるようになるのでしょうか?
②「嫌い」「不快」だと感じることについて「嫌い」「不快」(関連する他感情も含)の自分の感情を上手く受け止めるには一般的にどのような向き合い方がありますか?
社会に適応するにはある程度受け入れ、自分で対処することが必要と考えます。
③「悩みを話し合える」について、思春期のストレスをかかえる子どもは少しのことにもイライラを感じ、機嫌も悪くなる中で、その態度事態に対する指摘でも拍車をかけるだけとの思いがあります、どのような向き合い方が望ましいでしょうか?
①「自分が相談者に対して「甘えている」「もっと頑張れるのでは」と感じることは、特に支援を提供する立場にある人にとっては一般的なことです。
これを管理し、思いやりを持って対応するには:。
自己反省と自己認識の強化:まず、なぜそのような感情を持つのか、その根源を掘り下げて理解することが重要です。
自分の価値観や期待が相手に対する感情の形成にどのように影響しているかを考えます。
スーパーヴィジョンやコンサルテーション:他の専門家との定期的な相談を通じて、自分の感情や対応についてフィードバックを得ることが有効です。
これにより、客観的な視点を持つことができ、自分の感情をより適切に管理できるようになります。
共感的傾聴の技術の習得:相手の話をじっくりと聞き、その感情や状況を理解しようとする姿勢を持つこと。
これにより、相手の行動を「甘え」と判断する前に、その背景にある理由や状況をより深く理解することができます。
②嫌いや不快といった感情を適切に受け止め、処理するためには以下の方法が役立ちます。
感情の認識と受容:自分が感じている感情を認識し、その感情があっても良いと自分自身に許可を出すことから始めます。
感情は自然な反応であり、それ自体に良いも悪いもありません。
感情日記の利用:自分の感じた感情を記録し、どのような状況でその感情が生じたのかを追跡します。
これにより、特定の感情が発生するパターンを見つけ、適切な対処法を模索することができます。
リラクゼーション技術:深呼吸、瞑想、ヨガなど、心を落ち着けるための技術を用いることで、感情の波を管理する力を高めます。
③思春期の子どもがストレスを感じているときには、特に繊細なアプローチが求められます:
非対立的なコミュニケーション:子どもがイライラしている時には、対立を避け、冷静な声のトーンで話をすることが重要です。
子どもの感情を無効にせず、「どうしてそう感じるのか」を穏やかに尋ねます。
リスペクトを持って接する:子どもの意見や感情を尊重することを示すことで、彼らが自分の感情を開示しやすくなります。また、自分の感じていることを話しやすい環境を作ることが重要です。
共感的な態度:自分の経験を話すことで、同じような経験をしていることを示し、感情に寄り添うことができます。これにより、子どもは自分だけが特別な状況にいるわけではないと感じ、安心することがあります。
これらのアプローチを取り入れることで、自己の感情管理が向上し、他者への思いやりや理解が深まると考えます。