受講生用Ｑ＆Aページ

【質問内容】

質問①
5月26日から木星が双子座に入りますが、この場合、双子座が木星の影響を受けて、拡大・発展の機運にあるというのは理解できますが、
木星が双子座に入ることによる他の星座への影響（例えば乙女座への影響）はどのように解釈すれば良いでしょうか。

質問②
太陽回帰図の読み方を教えて頂きたいです。
太陽が位置する所のハウスを見るべきでしょうか。或いは以下の様なものの取り扱いはどのように考えれば良いでしょうか。
・太陽星座の支配星が位置する所の星座または、そのハウス？
・ASCの位置の星座または、その星座の支配星のハウス？
・MCの位置の星座または、その星座の支配星のハウス？

質問③
「公転周期が遅い天体ほど影響力をもつ」とありますが、

公転周期の最も早い月を支配星とする蟹座（公転周期の速い支配星の星座）は、
他の星からの影響を受けやすく、公転周期の遅い支配星の星座（例えば冥王星を支配星に持つ蠍座）は、

他の星からの影響を受けにくいというように解釈できますでしょうか。

【回答】

質問①
木星が双子座に入ることによる他の星座への影響

木星が双子座に入ることは、双子座そのものだけでなく、他の星座にも影響を与えます。
具体的には、木星が入る星座と90度（スクエア）、120度（トライン）、180度（オポジション）などの主要なアスペクトを形成する星座が影響を受けます。

▼乙女座（スクエアの影響）
双子座と乙女座は90度のスクエアアスペクトを形成します。
このアスペクトは挑戦や摩擦を生むことがありますが、成長や変革の機会も提供します。
乙女座にとって、仕事や健康面での見直しや改善の機会が増えるかもしれません。
木星の拡大・発展のエネルギーが、乙女座に対してプレッシャーを与え、現状を超える努力を促す可能性があります。

▼射手座（オポジションの影響）
双子座と射手座は180度のオポジションアスペクトを形成します。
このアスペクトは対立やバランスの必要性を示します。
射手座にとって、学びや旅行、哲学的探求などの面で大きな変化や成長が期待されます。
異なる視点を受け入れ、自分の信念を再評価する必要が生じるかもしれません。

▼水瓶座（トラインの影響）
双子座と水瓶座は120度のトラインアスペクトを形成します。
このアスペクトは調和と容易な成長を示します。
水瓶座にとって、友人関係やグループ活動、革新的なアイデアの発展が促進されるでしょう。
新しいネットワークの形成や知識の共有がスムーズに進む可能性があります。

質問②
太陽回帰図（ソーラーリターンチャート）は、誕生日ごとに太陽が出生図の太陽の位置に戻るときに作成されるチャートです。
以下のポイントに注目して読むことが重要です。

▼太陽の位置するハウス
太陽が回帰する年のテーマや重点がわかります。
例えば、太陽が第1ハウスに位置する場合、その年は自己表現や自己改善が重要になります。

▼太陽星座の支配星の位置とハウス
太陽星座（出生図での太陽が位置する星座）の支配星がどこに位置しているかも重要です。
この星の位置するハウスは、その年の重要な活動領域を示します。

▼ASC（アセンダント）の位置する星座とその支配星のハウス
ASCはその年の全体的な雰囲気や自己表現の方法を示します。
ASCの支配星が位置するハウスも注目すべきです。

▼MC（ミディアムコエリ）の位置する星座とその支配星のハウス
MCはキャリアや社会的地位に関することを示します。
MCの支配星がどのハウスに位置しているかを確認することで、その年のキャリアや公的な目標についての手がかりが得られます。

質問③
公転周期が遅い天体ほど影響力をもつという解釈
「公転周期が遅い天体ほど影響力をもつ」というのは、天体の影響力が長期的で深いものになるという意味です。
これを基にした星座への影響の解釈は以下のように考えられます。

▼蟹座（支配星: 月）
月は公転周期が非常に短いため、日常的で感情的な変化に強く影響を受けます。
よって、他の天体の影響を迅速かつ頻繁に受けることになります。
蟹座は感情的な変動に敏感であり、他の天体の影響を受けやすいといえます。

▼蠍座（支配星: 冥王星）
冥王星は公転周期が非常に長いため、深遠で根本的な変革を象徴します。
蠍座は他の天体の影響を受けにくいというよりも、影響が深くて長期的であるため、変化が徐々に現れます。
蠍座の変化はゆっくりであるものの、一度起こると非常に強力です。
これにより、蟹座は短期的かつ即時的な影響を受けやすく、

蠍座は長期的で根本的な影響を受けやすいといった特徴があると考えられます。