アンガーカウンセラー講座 機会費用について

アンガーカウンセラー講座 
テキスト02  5(13-17)
 
【質問内容】
 
① 機会費用が「今のままでいたい」という心理に関係していることがよく分かりません。
 損失回避と保有効果は現状を維持したいという心理が関係していると思いますが、機会費用と現状維持でどのように関係しているのでしょうか? ② スリーグットシングスは、寝る前、夜にすることに効果があるのでしょうか? 別の時間帯(仕事からの帰路中、次の火の朝)では効果が下がりますか? ③ 相方が自分を尊重しない場合は、どう対処したら良いですか?
自分がアサーディブネスを使っても相方が自分を尊重しない場合は、結局のところイライラするので、
相手にもアサーディブネスを使ってほしい場合は、どうしたら良いのでしょうか?

【回答】
 
 
機会費用(オポチュニティコスト)は、特定の選択をした場合に、他の選択肢を選ぶ機会を失うことを指します。
損失回避と保有効果と機会費用は、経済学や意思決定理論において関連しています。
損失回避心理は、損失を最小限にすることを優先し、保有効果は既存のリソースを維持しようとする心理です。
これらの心理が機会費用と関連する点は、次のように説明できます: 機会費用は、ある選択をした場合、他の選択肢を選べない損失を示します。
損失回避心理は、この機会費用を最小化しようとする傾向があります。
例えば、現在の仕事に満足しており、他の仕事に転職することで将来の機会費用が発生する可能性がある場合、
損失回避心理から現状を維持しようとするでしょう。
この場合、機会費用は転職による将来の潜在的な収益を表します。 保有効果は、既存の資産やリソースを維持しようとする傾向を指します。
保有効果に影響されて、現状を変えることをためらったり、リスクを取ることを避けたりすることがあります。
例えば、株式市場での投資を検討する際、既存の資産を売却してリスクを取ることをためらう場合、保有効果が働いている可能性があります。 要するに、機会費用は選択肢の中で最善のものを選ぶために考慮すべきであり、損失回避や保有効果が機会費用を高める要因となることがあります。
これらの心理を理解し、バランスを取ることが賢明な意思決定に役立つでしょう。
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