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成犬になっても噛み癖が治らない原因は、遊びだと思っている、飼い主を下に見ている、環境に慣れない、縄張り意識、恐怖、本能など様々あります。
本来噛み癖のしつけに最適な時期は、歯が生え変わる生後7ヶ月ほどの子犬の時期までです。成犬のしつけし直しは時間がかかりますが、何度も繰り返し、根気強く取り組むことで改善されます。
犬は、声の高低や抑揚で飼い主の伝えたい言葉を理解しています。叱る時に、高い声で「だめだよ~」「こら~」等の声掛けをしていると、遊んでくれているのだと勘違いしてしまいます。
低い声で、短く一言で怒るようにすると、ハッとして噛むことを辞めます。声掛けは「ダメ」「ノー(NO)」など何でも良いです。
また、ご褒美方式のしつけや、懲罰方式のしつけもございます。
ご褒美方式のしつけは、噛まなかった時にご褒美を与えるという方法です。
初めは、一瞬でも構いません。噛まない瞬間があったら、大げさに褒めてあげましょう。
懲罰方式のしつけとは、悪いことをしたときに嫌な事が起きるというしつけ方法です。
悪いこと、とはこの場合は噛む行為のことです。
懲罰と聞くと、叩いたり、体罰を連想する方がいるかもしれませんが、絶対に手はあげないでください。懲罰は犬にとって「嫌なこと」で良いのです。
噛んだら飼い主に無視される、嫌な音が聞こえる、などの方法を試してみましょう。