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①使い捨ての手袋(ニトリルグローブ)等が良いかと思います。
ゴム手袋の不自由さもなく、素手感覚で使うことのできる手袋です。犬のシャンプー・ドライの時にだけでなく、もちろん日常の洗い物や掃除の時にも大活躍してくれます。
また、洗い方を変えるのも手荒れを最小限に抑えるひとつです。
シャンプーを手に取り、マッサージをするように泡立てながら洗うと、シャンプーが手に触れる時間が長く荒れてしまう方がいます。そんな方は、なるべくシャンプーに触れる時間を短くして洗うと良いでしょう。
1、 犬をぬるま湯で洗う
2、 洗面器にシャンプーとぬるま湯を入れる
3、 犬にザーッとかける
4、 シャワーをかけながら、マッサージするように洗いながら流す
トリマーの方で手荒れに悩んでいる方はとても多いです。様々な行程の中でも、「ドライ」が最も手荒れを進行させるとも言われています
なぜなら、手についた水が蒸発する時に、一緒に表面の水分も蒸発してしまい、乾燥を引き起こしてしまいます。長時間犬を洗った後に、ドライヤーの熱風に長い間晒されると、手がとても乾燥してしまいます。
また、お湯を使って洗っているので、手がふやけており、より手荒れを進行させてしまいます。そこで試していただきたいのが、「ドライヤーで乾かす時は、特に手袋(薄いものでok)の着用を心がける」というものです。
トリマーの方で、最も荒れていた箇所は、「ドライヤーの熱風が長時間当たる箇所」だったそうです。その方は職業柄なかなか手袋着用が出来ないそうですが、ドライヤーを使うときだけでも意識をしたら、改善されたということもございます。
②・黒色の爪の子
本来切って良い爪の部分と、血管がある部分からは、たとえ爪が黒かったとしても、若干色が違うといったように、境界線があります。
まず爪を切る前にその境界線をしっかりと見つけておくことが必要です。
もし、境界線を見つけてもすぐに見失ってしまう場合には、事前にペンで小さく境界線をチェックしておくのも良いです。
また、カラーで判断できない場合には、感触で判断することがおすすめです。
本来の切って良い爪の部分は固くてしっかりとしています。逆に血管部分の爪は柔らかくてしっとりとしているなど、感触が大きく違っています。
しっかりと爪を触ってチェックしながら爪切りをすると良いです。
もちろんこの場合にも、事前に調べてペンで小さくチェックしておくことも良いです。
血管に近づくとポロポロと白い粉のようなものが出てきます。
この粉が出てきたら、慎重に切ってあげてください。
・出血してしまった時の対処法
慌てずにティッシュや清潔なガーゼなど先を覆い爪先を横からつまむように軽く圧迫止血します。
もし止血剤があれば、少量を出血点に覆うように塗ります。
爪の出血は止まりにくいのと動いて再出血しやすいので数分かけて根気よく止血しましょう。ティッシュやガーゼは止血した血のカサブタが取れないよう優しく剥がしましょう。
ごく稀な出血性疾患の持病がある子以外は爪からの出血で亡くなるといったことはありませんのでご安心ください。