【ファイル名】
心理_テキスト01_P9_6行他
【質問内容】
質問①
9ページ③行動的反応にある「興奮から暴力的になる」にある「否定もぜずコミュニケーションの仕方に気を配るとがあるが、具体的にはどのように対応すれば良いですか?
声かけの仕方やカウンセラーの動きを例えがあれば知りたいです。
又、否定をすることが正しくないことわかりますが、肯定したり同調するなどは個人的に間違えていると思うのですが、否定せず、肯定・同調もしない声かけや対応について知りたいです。
質問②
9ページ③行動的反応のおこる原因は「クライアントの自己防衛の表れ」という解釈であっていますか?
又、9ページ表情がなくなるというのは、場面緘黙症につながることなのか、それとも表情が乏しくなる症状に止まるのか。
この3つ(興奮から暴力的になる、引きこもり、表情がなくなる)という症状の発見が遅れた場合におこりえる反応や対応を知りたいです。
(テキストには「長期的に続くもの」とは別あったのですが、ではなくなるというのはどういう状態をいうのでしょうか?フリーズする感じですか?
【回答】
質問①
興奮して暴力的になりそうな人には、否定も肯定もせず「気持ちはここで話して大丈夫です」「つらいのは伝わっています」など、感情の存在だけを受け止める言葉で対応します。
反論したり説得しようとしないことが大切です。
動きとしては、急に近づかず、少し距離を保ち、落ち着いた声でゆっくり話します。
相手の出口を塞がず、視線も強く向けすぎず、安心できる態度を保ちます。肯定や同調ではなく、「気持ちは理解しようとしている」という姿勢だけを示します。
質問②
「興奮・引きこもり・表情がなくなる」は、自己防衛の反応という理解で大きく間違っていません。
ただしすべてがそうとは断定できません。
表情がなくなることは、基本的には場面緘黙とは別です。
多くの場合、フリーズ反応や感情のエネルギーが落ちた状態を指します。
これらのサインに気づかず放置されると、感情の表現や意思表示がさらに減り、人と関わろうとしなくなることがあります。
一般的には「心の動きが止まったように見える状態」に近いと思われます。

