子ども心理 子供心理 タテ ヨコ ナナメ カタカナ表記 不登校

【質問内容】
①子どもがケンカをする理由の中で親と子はタテの関係、友だちとはヨコの関係、きょうだいがいる場合はナナメの関係である。
とありますが、タテ・ヨコ・ナナメの表記がカタカナであるのは何故ですか?何か理由がありますか?文部科学省も文書等でカタカナ表記を採用しているようですが、特別な理由はあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

②不登校の段階について、前駆期一初期段階一暴力期一内閉期一回復期一再登校期という段階で進行していく、とありますが、「前駆期はなくて初期段階からはじまる」や、「暴力期や内閉期はなかったが回復期にいった」など始まりが違ったり、途中は経なかった、などということはあり得ますか?その場合、回復や再登校は早いのでしょうか?

【回答内容】

質問①に対する回答
タテ、ヨコ、ナナメという表記がカタカナで用いられる理由は、これらの用語が比喩的、または概念的な意味で使われているからです。
日本語において、特定の専門用語や概念、外来語などを強調したり、特別な意味合いを持たせたい場合にカタカナ表記を採用することがあります。
この場合、「タテ」は親と子という上下関係、「ヨコ」は友達同士の平等な関係、「ナナメ」はきょうだい間のどちらでもない特別な関係を指しています。
このような関係性を表す際にカタカナを使用することで、これらの言葉が通常の「縦」「横」「斜め」という空間的な方向性とは異なり、特定の人間関係を指していることを明確にしています。

質問②に対する回答
不登校の段階に関しては、必ずしもすべての段階を経るわけではありませんし、各段階を経る時間も子供によって大きく異なります。
前駆期を経ずに初期段階から始まるケースや、暴力期や内閉期を経ないで回復期に進むケースもあり得ます。
不登校の状況は、個々の子供の心理状態、家庭環境、学校環境、友人関係など、多くの要因によって異なります。
したがって、一人ひとりの不登校の経験はユニークで、一様ではありません。

途中の段階を経ないで回復期に入る場合、回復や再登校が早まる可能性はあります。
重要なのは、子供が直面している具体的な問題やニーズに対して、適切なサポートが提供されるかどうかです。
個々の子供に合わせた個別の対応を行うことが、不登校からの回復を助ける鍵となります。

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