語彙 読み方 自立と自律の使い分け

A

①「語彙」の読み方は、「ごい」でございます。

 

 

②自立と自律の二つの意味・違いは、曖昧に使われがちです。

自立は、他の助け、支配なしで、一人で物事を行うことで、自律は、自分自身で立てた規範に従って行動することでございます。

 

深堀していきますと、まず「自律」は、「律する」、英語に置き換えると「コントロール」あるいは「マネージメント」になります。自分の行動が学校や社会のルールや規律に沿っていたものかを考えてみてください。

時には大人としてみなされ、正しい判断や行動が求められます。あまい考えやわがままな行

動を捨てて、自分に厳しくならないといけません。

また、人とうまく関わっていくためには、自分の気持ちをコントロールする力が必要です。

自分の考えを主張することも大事ですが、同時に周りの人のことを考えて、我慢することも

大切です。相手や周りの人がいやな気持にならないように、言い方や行動の仕方を工夫する

ことも必要で、「自律」は社会でいろんな人とかかわっていくために、とても大切な力と言えるでしょう。

 

次に「自立」です。他の力にたよらないで、自分のことは自分でするということです。

毎朝、家の人に起こされなくても自分で起きる、部屋の片づけを自分でするなど、きちんとできているか。まず、自分の日常の生活を振り返ってみて、どんなことでも、誰かにやってもらうのが当然と思っていては成長はありません。

誰でも困難な事にぶつかると、他人に助けを求めたくなります。

それが、自分で解決できない大きなことが起これば、他人の助けが必要でしょう。

しかし、今まで家族や友だちに頼っていたものがあれば、まずは自分一人の力で頑張ってみることが大事です。それが「自立」することにつながっていくと思います。

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