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①睡眠への欲求について
年齢とともに睡眠は変化します。健康な高齢者の方でも睡眠が浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒が増加します。
体内時計の加齢変化により、血圧、体温、ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになり、早寝早起きになります。光の量、食事時間などの影響も受けやすく、睡眠の加齢変化をもたらす要因となります。
②ノンレム睡眠の働きについて
脳の疲労を回復させるためにはノンレム睡眠が必要になりますが、過度なストレスにより、就寝時に睡眠の質を高める副交感神経が働かなくなり、交感神経が優位になり、脳が緊張することで眠りが浅くなるためノンレム睡眠が少なくなります。そのため十分に脳が休息を取ることができず、睡眠の質が悪くなり、睡眠不足の状態となります。