日本茶 中国 緑茶 やぶきた 一番茶

【ファイル名】
日本茶テキスト01.P9.P12.P14

【質問内容】
質問①
中国で流通している緑茶は、摘みたての生葉を炒めて殺青されますが、釜炒り製玉緑茶とは違うのでしょうか?

質問②
緑茶の品種とお茶の種類の繋がりにおいて、例えば「やぶきた」の煎茶、「やぶきた」の玉露があるのでしょうか?
それとも、栽培の段階で、品種によって品種に適したお茶の種類に分類されるのですか?
こちらの質問に付随して、品種は製造元によって同じ品種でも、発酵の度合いや蒸す時間などは一緒ですか?
それとも各品種の製造段階においての定義はないと認識するのが正しいですか?

質問③
一番茶を摘み終わったあと、二番茶を摘む、45日経過まで、同じチャノキから新しい葉が生えてくるのですか?
四番茶を摘み終わったあと、チャノキ全体が枝だけになるのですか?

【回答】
質問①
中国で一般的な緑茶は大量生産に向いた「炒青緑茶」が主流で、大きな釜で茶葉を炒ります。
これは釜炒り製玉緑茶とは異なります。

質問②
基本的に、同じ品種の茶葉から煎茶、玉露、番茶など様々な種類のお茶を作ることができます。

例えば、「やぶきた」の煎茶、「やぶきた」の玉露はどちらも存在します。
同じ品種でも、製造元によって発酵度合いや蒸す時間などの製造方法は異なります。
各品種の製造段階における厳密な定義はありません。
それぞれの製造元が、品種の特徴を生かしつつ、独自の製法で様々なお茶を作り出しています。

質問③
一番茶を摘み取った後、チャノキからは再び新しい芽が生えてきます。

二番茶を摘むまでの期間は約45日で、その後も三番茶、四番茶と、およそ45日ごとに新しい芽が出てきます。
四番茶を摘み取った後は、チャノキは冬の休眠期に入ります。
この期間中は葉はほとんどなくなり、枝だけの状態になります。

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