漢方・薬膳 証の表と裏 漢方の実践 適した 適していない

【ファイル名】
漢方・薬膳テキスト01.P40.P73

【質問内容】
質問①
証の表と裏の仕分けかたが分かりません

質問②
漢方の実践において、適した(適していない)漢方薬のイメージがつかめません。
こちらはテキスト記載のものを頭に入れて…ということでしょうか。

※「証」の見方、熱証・虚証、寒証、の見方について説明をお願いしたいです。

【回答】
質問①
仕分け方にはいくつかのポイントがあります。

病位: 身体の浅い部分を病位とするのが「表証」、深い部分を病位とするのが「裏証」です。
例えば、風邪の初期症状のように、比較的体表に近い部分に症状が現れる場合は「表証」、内臓の不調など、身体の奥深くの症状は「裏証」となります。
症状の性質: 急性で変化しやすい症状は「表証」、慢性で変化しにくい症状は「裏証」と考えられます。
その他: 発熱、悪寒、頭痛、関節痛などは「表証」に、食欲不振、倦怠感、軟便などは「裏証」に現れやすい症状です。

質問②
テキストに記載の漢方薬は、それぞれの「証」を考慮して紹介しています。
例えば、「葛根湯」は体力があり、風邪の初期症状(表証)の方に適しているとされています。
漢方薬の選択には、専門知識が必要です。自己判断で服用せず、漢方専門医や薬剤師に相談するようにしましょう。

熱証・寒証: これは、病気の原因や症状が「熱」によるものか「寒」によるものかを示します。
熱証では、発熱、のどの渇き、便秘などの症状が現れやすく、寒証では、悪寒、冷え、下痢などの症状が現れやすいです。
虚証・実証: これは、病気の勢いや体の抵抗力などを示します。
虚証は、体力がなく、抵抗力が弱い状態、実証は、体力があり、病気の勢いが強い状態です。

これらの「証」は、漢方薬を選ぶ際の重要な指標となります。

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