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「グループハウジング」の入居者は比較的健康な高齢者が主体で、専任の介護者が同居す
るとは限らないという点が特徴であります。
また、北欧に見られる「コレクティブハウジング」が女性の家事労働からの開放から生まれた家事サービス付き集合住宅をルーツに、“共同の食事運営”を重視しており、「独立完備した複数の住戸のほかに、豊かな共用部分が組み込まれている」住宅形態を持つのに対し、「グループハウジング」では食事を一緒にとるなど“共同の場”を持つことを重視し、経営者によって提供されたり外部に委託されたりするなどで、調理や後片付けの運営に直接たずさわらない場合もあります。
また、住居形態も住戸に専用キッチンや風呂などが設置されず、共同空間にのみ設置されている下宿タイプから、賃貸アパートタイプまで幅広くあります。