食育 炭水化物

食育講座 完全攻略テキスト01
◆該当ページ番号: 21
◆該当行数: 17行目
◆質問内容: 【炭水化物の摂取】の項目で、

「食事を低炭水化物食に全面的に取り替え、それが長期になると、糖尿病の発症や心血管における様々な症状を増加する」

とありますが、なぜ低炭水化物食が糖尿病の発症や心血管における症状を増加させるのでしょうか?

以前糖尿内科の医師が書かれた本で、「炭水化物抜きの食事で糖尿病が改善される」というものを見たことがあるのですが、それに関してはどう考えればいいでしょうか?

また、糖尿病というと、糖質制限がかけられるというイメージで、炭水化物も減らされていると思っていたのですが、それは低炭水化物食というほどではないということでしょうか?

 

炭水化物を制限すれば血糖値はよくなります。病院でも「ある程度」の炭水化物制限を患者さんに勧められていますが、炭水化物の制限には”落とし穴”があります。炭水化物が血糖値を上げるのは有名ですが、実際には「急激に血糖値を上げるのが炭水化物」ということで、どの栄養素であっても、摂りすぎれば血糖値は上がります。
1日の摂取カロリーのうち、約50%を炭水化物で摂取していますので、炭水化物を一切断とうと思うと、もともと1日にとっていた摂取カロリーが今までの半分になってしまい、そうすれば飢餓状態になり体力は低下します。食べるものがなくなり、不足しすぎる分を糖分や炭水化物以外の何かで補おうとすると、油ものやタンパク質の過剰摂取のほうにつながり、脂質や腎機能に影響がでてしまうおそれがあります。
こちらは、健康な方、ダイエットを目指されようとする方にも言えることです。

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