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幼い頃の愛着スタイルは、まだ完全に確立したものではなく、関わる対象によって愛着ターンが異なることも多く、また養育者が変わったり、同じ養育者でも、子どもへの接し方が変わったりすることでも変化するといいます。
そのため、この時期の愛着の傾向は、愛着スタイルとは言わず、愛着パターンと言って区別をします。
つまり、愛着スタイルは、親をはじめ、子どもにとって重要な他者との間で愛着パターンが積み重ねられていくうちに、その人固有の愛着パターンが次第に明確になり、確立されていくものです。
したがって、子どもにとって愛着対象となる他者の関わり方や愛着スタイルが、子どもの愛着の傾向に与える影響は大きくなっていきます。
一般的に、両親と安定した愛着関係をもつことができれば、安定した愛着スタイルが育まれやすいですが、親との関係が不安定な場合でも、それ以外の大人に対する愛着によって補われ、安定した愛着スタイルが育つこともあります。
よって、その後の関りでBタイプになることもございます。