①中国ワイン 生産地区 日本料理とワインのマリアージュ

A

■山東省

主なブドウの種類:カベルネ・ソーヴィニヨン、蛇龍珠、カベルネ・フラン、シラー、リースリングブドウ、シャルドネ、その他

中国のワイン造りをリードしていると言えば、山東省が有名です。この地域では、ワインの生産は古くから行われており、売上高は中国でもトップクラスです。ほとんどのワインは、「ワインの首都」とでも呼ぶべき煙台が位置する山東半島で造られています。主な産地は2つあり、見渡す限りにブドウ園が広がる煙台の町、蓬莱市と半島の反対側に位置しているチンタオです。山東省は、太陽の光に恵まれていますが、気候は涼しく、広大に広がるなだらかな丘には十分な雨が降り、排水条件も良好です。現代中国のワイン業界の先駆の土地であり、有名な張裕ワインの発祥地でもあります。多くのワイナリーがこの地域に定着し、中国初の一大ワイン生産地の成立に大きな貢献をしました。しかし、夏は非常に降水量が多く、ブドウの木が病気にかかったり虫が繁殖しやすいため、この地域のワイナリーは多くの課題に取り組んでいます。

■河北省

主なブドウの種類:竜眼、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、マルスラン、シャルドネ、その他

河北省と聞けば、中国のワイン愛好家たちは中国初のドライな味わいの白ワインと赤ワインを思い浮かべると思います。一番の生産地は、暖かく少し湿った気候の昌黎県のなだらかな地域ですが、平均よりも少し雨が多く、真菌病に対する予防を常にしています。洛陽は燕山山脈に囲まれており、乾燥した気持ちの良い気候で、太陽の光に恵まれています。ここでは、リュウガンという果物が主に作られており、中国国内外から高い評価を得ています。

その他の地区「寧夏省・山西省・雲南省・新疆省・甘粛省・中国東北地区」でも生産されています。

中国ワインは日本に輸入されることが少なく、他の国へ輸出されています。

②その通り、Bのブドウの品種は、【セミヨン】です。

③味噌や醤油、みりん、塩など、調味料が豊富なので、ワインと組み合わせる場合は、味のボリュームに合わせてワインを選ぶと失敗しません。ワインは、産地とその土地の郷土料理と合わせると、しっくりきます。つまり、和食なら日本ワインを合わせると良いということです。日本ワインは繊細な味わいが特長なので、こちらも繊細な味わいの日本料理の味わいと程よくバランスがとれます。特に甲州種は柑橘系の風味があるので、和食にぴったりです。コクのある料理には赤ワイン、繊細な味付けの料理にはアロマが豊かな白ワインがおすすめですが、様々な味付けの料理が並ぶ食卓ならロゼワインがおすすめです。特に日本の家庭料理とロゼワインは、よく合います。出汁の旨味や醤油・みそなどの発酵調味料の優しい味わいが、ロゼワインの柔らかな味わいとマッチするので、ぜひお試しください。

スパークリングワインも幅広い和食に合うので、選択肢に入れてみましょう。

■和食に合わせたいおすすめワイン

寿司×スパークリングワイン

肉じゃが×辛口のロゼワイン

天ぷら×白ワイン

鯖の味噌煮×軽めの赤ワイン

焼き鳥×ワイン

日本酒との相性が良いものの、意外とワインともよく合います。ワインは味付けによって変えるのがポイント。たれ味なら赤ワインがおすすめです。

ぜひ、和食とワインのマリアージュをお楽しみください。

 

 

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