1、抗精神病薬③感情や意欲の障害など、陰性症状の改善を図る精神賦活作用とはどういう意味なのか。
(回答)
陰性症状の改善には、賦活作用が利用されます。賦活作用は、神経系を活性化する作用のことで、抗精神病薬による陰性症状改善に用いられます。抗精神病薬は、主にドパミンD2受容体を遮断することで陽性症状を改善しますが、遮断が過剰になると陰性症状が引き起こされます。賦活作用を利用することで、ドパミンD2受容体の遮断を抑え、陰性症状を改善することができます。
2、アドヒアランス(治療や服薬に対して感受が積極的に関わり、その決定に沿った治療を受けること)これまで薬の選択も医師の指示によるものであったが患者、付添家族も薬や治療に納得がいくよう医師はたずねる権利が保障されたということですか。
(回答)
現代の医療においては、患者や付添家族が医師に対して意見や希望を述べることができる権利が保障されています。医師は、患者や付添家族の要望に対して真摯に向き合い、適切な情報提供や説明を行い、共同で治療方針を決定していくことが望まれています。