スポーツフード 第6の栄養素 熱中症 風邪

【ファイル名】
スポーツフード テキスト01 21ページ テキスト02 36,37ページ

【質問内容】
質問①
第6の栄養素は食物繊維かと思っていましたが、
水の方が第6の栄養素ですか?食物繊維の位置づけは、どのように考えるべきでしょうか?

質問②
息子が水や麦茶など普段から水分を取るのが苦手で、
特に夏は熱中症にかかりやすいです。水分としてではなく、ゼリーやあめなどで代用はできますか?
また、ジュース(ソーダ類)でも飲料用水としてカウントしてよろしいですか?

質問③
スポーツ選手に限らず、風邪は大敵です。
普段から体の抵抗力、免疫力を高めるため、食事も大切ですが運動も大切ですか?
また、免疫力が高いことがわかる方法はありますか?(血液検査など)

【回答】
質問①
水は生命維持に不可欠な物質であり、栄養素の運搬や体温調節など、様々な生理機能に関わっています。
そのため、「第6の栄養素」と呼ばれることもあります。
一方、食物繊維は、体内で消化・吸収されない炭水化物の総称で、整腸作用や血糖値の上昇抑制、コレステロールの吸収抑制など、様々な生理機能に関わっています。
近年では、食物繊維の重要性が再認識され、第6の栄養素と位置づけられることもあります。
つまり、「第6の栄養素」という呼び方は、水と食物繊維のどちらにも使われることがあるということです。どちらがより重要かというよりも、どちらも健康維持に欠かせないということを理解しておくことが大切です。

質問②
水や麦茶の摂取が難しい場合は、ゼリーや飴などを活用することも一つの方法です。
特に、夏場は汗によって水分や塩分が失われやすいため、意識的に水分補給することが重要です。

ただし、ジュース(特にソーダ類)は、糖分が多く含まれているため、水分補給のメインとしてはおすすめできません。
ジュースに含まれる糖分は、体内の水分を吸収する働きがあるため、かえって脱水症状を悪化させる可能性があります。
水分補給としては、水や麦茶、スポーツドリンクなどを優先し摂取するようにしましょう。

質問③
はい、運動も免疫力を高めるために大切です。
適度な運動は、血行促進や体温上昇による免疫細胞の活性化、ストレス軽減など、様々なメカニズムを通じて免疫力を高める効果があります。
免疫力が高いことを直接的に示す方法は、残念ながらありません。
血液検査などで免疫細胞の数や活性などを調べることはできますが、それだけで総合的な免疫力を評価することは困難です。

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