水耕栽培 ミニトマト

今まさにミニトマトの水耕栽培(6リットルのペットボトル.水の循環無し)をしています。

テキストにあったような葉のねじれが少し発生したので,窒素過多を避けるため,ここ2週間ほどはほとんど真水を足すだけで液肥を追加していません。

テキストのとおり,肥料を少なくするとすごい勢いで花が咲いてきています。

質問です。

①一旦ねじれた葉っぱは,窒素が適量になるに従って,また元に戻るのでしょうか?

②肥料を控えてから葉っぱの先が少し茶色くなっています。カリウム不足と思いますが,「窒素」は十分だけれど「カリウム」が不足する状況にはどのように対処すれば良いでしょうか?

①回答 ねじれが取れていないようであれば、まだ「肥料は効いている」と言うことです。
逆にねじれが取れれば、肥料切れですので、今回使った同じ肥料を同じ量
だけ、与えて、与えた直後に水を根元にたっぷり与えてください。

②回答 葉先枯れが出たということですが、必ずしも葉先枯れ=カリ欠乏ということではないので、慎重な観察が必要かと思います。
似たような症状に低温障害や、カルシウム欠乏があります。これらの症状も葉先が枯れるという現象が起こります。
カリウム欠乏は果実肥大期に果実の近くの葉から発生しやすいそうです。低温障害は上位葉に発生が多くなるということで、ここらへんで区別することができそうです。カルシウム欠乏は生長点が枯れます。
葉っぱのふちが外側に広がっているようならカリ欠乏の症状。内側に撒き込んでいるようなら石灰欠乏と判断もできるかと思います。
もしも、溶液中に十分なカリウムが施されているのなら、塩基バランスが崩れているという可能性も考えられます。石灰や苦土など、他の養分が突出して多く入っていないでしょうか?塩基バランスを整えることが一番の対策かと思います。
カリウムは果菜類ではご存じのように必須養分です。しかも五大栄養素の中でも、窒素以上に要求量があります。肥料の要求バランスは、生育ステージでことなります。トマトのような果菜類ではカリウムは果実肥大期ころから窒素の要求量を抜きますので、そういうところもイメージした方が良いかと思います。

 

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