施工図②床伏図 点線 通り芯C D スラブ記号 開口記号

【床伏図】

①伏図に実線で記入されている物、芯以外で点線で描かれているものは何か。

→実線は、壁、柱、柱内部鉄骨の外形です。

点線は、杭、基礎フーチング、基礎梁の見え掛かり(GL以下にあるもの)です。

 

②寸法が入っていない場所、例えば□、円、点線の直線は定規を当てて測って描くのか、また配置場所はやはり定規での測定を行うのか。

→点線部は基礎伏せ図などに詳細が描かれているはずなので、ご参照ください。

 

 

 

③この伏せ図の場合の画層分けの一例を教えてほしい。

→一例を示します。

0:通り芯

1:基礎芯

2:躯体(基礎、柱、壁)

3:杭

A:文字/記号

E:寸法

F:図枠

 

④通り芯Cと3が交差するところにある左側開口部に入るところの寸法が不明

→1階平面図を参照してください。ない場合は定規で測定します。

 

⑤Cの通り芯付近で4の通り芯に420mm右へ行ったところから、さらに55・10と寸法が入っているがこれはどういう意味か?二重になっているという部分ということか?だとするとどこまで二重に描けばよいか?同様に4通り芯付近でC通り芯から上に1700mm行ったところも同様の表記となっている。

→おそらくですが、スラブの外形より10mm下がったところが壁のライン、という表現です。

壁厚さが左側65mm、右側55mmの120mmで、開口部まで描くことになります。

 

⑥D通り芯上で4通り芯から左に1850mm行ったところにある角の書き方がわからない。ここの実線で描かれているものの基準になっている二点鎖線については、X、Y軸の面取り寸法が表記されているが、面取り後に伸びている実線部分の幅がX方向とY方向で違っているのでどのように描けばよいか分からない。

→二点鎖線を基準に、複線コマンドとコーナーコマンドを用いることで描けます。

面取り部の実線が、二点鎖線からそれぞれ75mmであることを前提とします。

1)面取りした二点鎖線を基準に、複線コマンドで内側外側へそれぞれ75mmの距離の線を描きます。

2)描いた線と、X軸方向の線をコーナーコマンドで連結します。

3)同様にY軸方向の線を連結します。

 

⑦4通り芯と6通り芯の間でA通り芯とB通り芯にある二点鎖線の位置が不明(寸法なし)

→基礎伏図を参照してください。ない場合は定規で測定します。

 

 

⑧スラブ記号や開口記号の配置にルールはあるのか?

→一般的には、対象の中心などに配置し、設計者や施工者が見てわかりすい位置を意識して調整します。他の図形や文字、寸法などに重なってしまうようなら、適宜位置をずらす、などです。

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