CAD参考テキスト 建築編①
◆該当ページ番号: P5、P6
◆該当行数: P5の図1、P6の図2
◆質問内容: 上階基準線、下階基準線、P6の基礎記号の例にある基準線がよくわかりません。
・上階基準線と下階基準線は上の階と下の階を境界をはっきりさせるための線のことでしょうか?
・基礎記号の例にある基準線は何の基準なのでしょうか?
・これら3つの基準線は現場で墨が引かれてる事が多いのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
P6の基礎記号を説明している図には上階基準線や下階基準線の記載がありません。
複数階建ての建物は各階の基準高さがあり、作画対象の階から見て上側の階基準は上階基準線、逆に下側の階基準は下階基準線です。
テキストでいうと窓のための開口を表現するため下階基準線からの高さを、梁やスラブは上階基準線からの下がり寸法でその位置を示します。
基礎を表現する際の「基準線」は、一般的には地盤面(G.L.)をさします。
地盤面(G.L.)、各階高(1FL、2FL、RFL)は、RCやSRCの建築工事時には必ず墨出しします。
木造在来工法の場合は低層の場合が多いためだと思いますが基礎天端を基準とし各階の高さを墨出しすることはあまりありません。