スポーツフード テキスト1 45P
①”異化作用は運動などによりタンパク質が分解されやすくなること”というのは、身体の中に蓄えられているタンパク質が分解されるという意味でしょうか?運動やストレスによって体のなかのたんぱく質が失われるため、体にとってはマイナスの作用と考えてよろしいのでしょうか?
②また、”同化作用はタンパク質が分解され体内に吸収されたあと筋肉になること”というのは、食事で摂取したたんぱく質を指すのでしょうか?摂取したタンパク質が分解されやすく体内に吸収されやすく筋肉になりやすいこと、という解釈で正しいでしょうか?
③運動の最中は異化作用、運動後は同化作用が生じやすいのでしょうか?
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異化作用と同化作用は、「代謝」に関係します。食物を栄養素にまで分解し、身体に必要な成分に作り替えているのです。このバランスをとることが健康につながります。
◆①異化作用(分解反応)は、体内でタンパク質などの物質を化学的に分解し、エネルギーを産出(放出)することです。→マイナスの作用ではなく、カロリー消費につながります。
ただ、多発外傷や、体力レベルを超える運動はかえって筋肉を消耗させ、バランス悪く作用が生じた場合は、病気や老化などのマイナスに作用します。
◆②
はい。同化作用(合成反応)は、体外から取り入れた物質を体内で必要とされる物質に生成し、筋肉・臓器・血液・ホルモンなど、体の成分を構成する物質に作り変えられていきます。グリコーゲンや脂肪として筋肉の一部に蓄えることも、同化作用の一種です。
◆③
そのご認識で結構です。
運動中に異化作用が起こり、エネルギーを産出します。
同化作用は②にも記しています。