味噌講座 「トリプシインヒビター」について

味噌講座

旧 テキスト01 20ページ

「トリプシインヒビター」の効果・作用について:

テキスト内では血糖値上昇の抑制・糖尿病の予防とあるが、生の大豆は消化不良にもなると聞くが・・・

→はい。どちらの作用もみられます。

未加熱(生)の大豆を摂取すると、活性化したままの「トリプシンインヒビター」が体内のタンパク質分解(消化吸収)の役割を果たしている酵素と結合し、消化酵素 (タンパク質分解の働き)を奪うため、消化不良を起こすことがあります。

また「トリプシンインヒビター」は、すい臓の働きを活発にさせる作用があり、 結果、膵臓の分泌部の肥大につながります。そうすると、インスリンが多く分泌されるようになり、血糖値を下げることができるため、糖尿病の予防や改善につながります。

 

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