和食 刺身 魚

和食テキスト1 14P

日本人が刺身を食べ始めた時期は7世紀ごろからとテキストからわかりました。でもどうして、日本で魚を刺身にして食べる文化が根付いたのでしょうか。日本以外にも島国はあるのに日本のような刺身の食文化はないと思います。なぜか教えてください。

刺身の原形は鎌倉時代に始まったといわれています。もともとは魚を薄く切って生のまま食べる漁師の即席料理でした。その頃はまだ醤油がなかったため、膾にして食べたりワサビ酢やショウガ酢で食べていました。室町時代に入り、醤油の誕生と普及にともない現在のようにわさび醤油をつけて食べるようになりました。しかし醤油はまだまだ高級品であったため、刺身は身分の高い人々しか食べる事のできない高級な料理でした。一般庶民に刺身料理が広まったのは、醤油が庶民にも普及した江戸時代の末期からで、江戸では刺身を専門に扱う「刺身屋」という屋台もでるほど流行しました。現在では代表的な日本料理として世界中に知られています。こうして刺身文化が根付いたと言われています。

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