質問①
「役割遂行や経験による気付き」の所で、自分がしたことを振り返りとありますが、自分がした事のある事、経験をした事のみを子供が振り返るということですか?
自分がした事の無い事、未経験は含まないですか?
質問②
日々のストレスへの忍耐力が、弱く学校でいじめなどを起こしてしまうことがあります。とはストレスの弱い子供がいじめをするのか、具体的に教えて下さい。
全体の子供はストレスの弱い子供として全て入っているのか、ストレスのない子供はふくまれるのでしょうか?
質問③
母親の側が子供にしがみついているなどの親子関係の問題とはどういう意味ですか?
【回答内容】
「役割遂行や経験による気付き」について、子供が自分の行動や経験を振り返るプロセスは、実際に自分が体験したことに基づいています。
つまり、子供は自分が行った行動や自分が直接経験した事柄についてのみ反省や評価を行います。
自分がしていないことや未経験の事柄については、直接的にこのプロセスには含まれませんが、観察や他者からの話を通じて学んだ内容は間接的に自己評価に影響を与えることがあります。
また、子供が自分の行動を振り返り自己評価をするのは、その行動をした直後だけではなく、後になってから振り返ることも含まれます。
時間が経過してから事柄を思い出し、新たな視点や成長した自己認識をもって再評価することもあり得ます。
これは、子供の成長過程で自己認識が変化するため、同じ出来事を異なる時点で異なる方法で解釈することがあるからです。
質問②に対する回答
日々のストレスに対する忍耐力が低い子供がいじめを起こすという記述は、ストレスを上手く処理できない子供がいじめという形での対人関係の問題に巻き込まれやすいということです。
ストレス耐性が低い子供は、挫折や困難に直面した際に適切な対処ができず、その結果として攻撃的な行動に出たり、他者との衝突を引き起こしたりすることがあります。
質問③に対する回答
母親が子供にしがみついている、または過度に依存している親子関係については、親が子供との分離を恐れ、子供に過度に干渉する傾向を指します。
このような親子関係では、子供の自立心や独立性が阻害されることがあり、子供が自分の足で立ち、自己決定を行う能力の発達に影響を及ぼす可能性があります。
親が子供からの精神的な分離を許容せず、子供の意思決定や活動に過度に関与することは、子供の自尊心や社会性の発達に負の影響を与えることがあります。