受講生用Ｑ＆Aページ

【質問内容】

①「ギャング」とは英語で「集団」を意味するということですが、『中学で友だち同士で群れて行動する、これを「ギャング集団」という』とありますが、直訳すると「集団集団」という意味になってしまうということですか？

それとも「ギャング集団」の「ギャング」は集団の悪さの方の意味を指しているのでしょうか？

②中間反抗期〜第二次反抗期について、男女の差があると思いますが、女児の方が反抗が早くくるのはなぜですか？
また、「反抗期がなかったという親の話を聞いたことがいありますが、「反抗期がない」ということはあり得るのでしょうか？
それとも、反抗の程度が軽くて気付かないということもあるのですか？
「反抗期はあった方がいい」とも聞きますが、反抗が強すぎて悩んでしまう親も多いと思いますが、その場合の対応はどのようにするのがいいでしょうか？見守りも大事だと思いますが、親の感情に寄り添うだけでこうした方がいい、などの行動に対しての助言はどの程度までにした方がいいでしょうか？

【回答内容】

質問①に対する回答
「ギャング」という言葉は、確かに英語では一般的に「集団」を意味しますが、日本語においては、特に非行集団や犯罪集団を指すことが多いです。
文脈によっては、特に悪い意味で使用されることがありますが、子供たちが友達と群れて行動することを指して「ギャング集団」と表現する場合、それは犯罪的な意味合いではなく、単に仲間と行動する集団を指す比喩的な表現と考えることができます。
「ギャング集団」という言い方は、この文脈では「子供たちの集団」や「仲間同士の集まり」のような意味で使われていると解釈していただければ幸いです。

質問②に対する回答
中間反抗期や第二次反抗期における男女差については、生物学的、心理的な要因が複雑に絡み合っています。女児の方が反抗期が早く来るとされる一因として、一般的に女児の方が発達の面で早熟であるという点が考えられます。

この早熟さは、身体的な成長だけでなく、感情的、社会的な発達においても見られることがあります。

反抗期が全くない、というケースもあり得ます。反抗期の有無や程度は個人差が大きく、また親が子供の行動をどう解釈するかによっても異なります。反抗期のサインが比較的穏やかで、親がそれを日常の成長過程の一部として自然に受け入れる場合、反抗期があったとは特に感じないかもしれません。

反抗期が強い場合の対応については、親が感情的に反応するのではなく、子供の行動の背後にある感情やニーズを理解しようとすることが重要です。

対話を通じて子供の感情を尊重し、理解を深めること、ルールや境界を明確に設定すること、そして必要に応じて専門家の助けを求めることが効果的です。

子供の反抗的な行動に対しての助言や指導は、肯定的で建設的な方法で行い、子供の自尊心や自立心を尊重することが大切です。

見守りとサポートのバランスを取りながら、子供が健全な自立を達成できるように導くことが望ましいです。