マクロビ 食材の陰陽 玄米 主食

【ファイル名】
マクロビテキスト1P. 9.P.12テキスト2P. 4

【質問内容】
質問①
食材の陰陽の考え方が難しくてわかりません。
「陰は中心から放射されるエネルギー」とは、どういうことですか? 放出ということですか?
「陽は中心に向かっていくエネルギー」とは、どうに向かっていくエネルギー?食材の中で起こっていることですか?その意味がわからないので、P.10であげられている、食材もなぜ?という意味でわかりません。

「アルコール」が「身体を冷やす」というのも、わかりません。もう少し陰と陽の具体的な意味(食材)を教えて下さい。(基準)

質問②
「マクロビオティックで使用する食材は体内の解毒に優れたものが多く…」その中でも味噌は重要ですとありますがどう身体によいのでしょうか?
解毒とはアンモニアなどを指しますか? また、出汁を取る時、どうしてもカツオ節を使いたいですが、体に悪いという意味ではないですよね?
→「自然に則したありのままの生き方をしよう」という考えに基づいてカツオ節は使わないということですよね?!

質問③
マクロビオティックでは「玄米」を主食としますが、未就学児の子供には消化はできますか?
また代用で「ライ麦パン」や「全粒粉」のパンを食べてもよろしいですか?
小麦は確かに、あまり取らない方がよいかもしれませんが、ライ麦や、全粒粉にも十分な栄養が入っています。

【回答】
質問①
陰陽のエネルギーについて
陰陽のエネルギーは、食材が持つ性質を表現する概念です。陰 は、拡大・拡散 のエネルギーを指します。例えば、水分が多く柔らかな食材や、夏野菜のように成長が早いものは陰性と考えられます。
陽 は、収縮・凝縮 のエネルギーを指します。硬く締まった食材や、冬野菜のようにじっくり育つものは陽性です。アルコールは、一時的に体を温めるように感じますが、その後血管を拡張させて熱を放散し、結果的に体を冷やす作用があります。
これが、アルコールが陰性と考えられる理由です。

質問②
味噌は、発酵過程で生まれる酵素や微生物の働きにより、腸内環境を整え、消化吸収を助けます。
また、メラノイジンなどの成分には、抗酸化作用や、有害物質を吸着して排出する働きがあると考えられています。

鰹節の使用は、「自然に則したありのままの生き方」という理念から逸脱するものではありません。
ただし、動物性食品は陰陽のバランスを崩しやすいと考えられているため、多量摂取は避けるべきでしょう。

質問③
玄米は食物繊維や栄養素が豊富ですが、消化には時間がかかります。
未就学児の場合、よく噛めない、消化器官が未発達などの理由から、消化不良を起こす可能性があります。
無理に玄米を食べさせる必要はありません。
ライ麦パンや全粒粉パンは、白米よりは栄養価が高く、食物繊維も豊富です。
しかし、グルテンを含むため、消化には負担がかかります。

未就学児の場合、消化器官への負担を考慮し、まずは白米から始めるのがおすすめです。

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